とあるリケジョの花加工

とあるリケジョの花加工 · 07日 12月 2023
ご提供する花材を増やすため、ラナンキュラスの生産を行なっている農家さんを探してみました👀 ご近所さんでX(旧ツィッター)に投稿されている農家さんが有ったのですが、連絡方法が思いつかず。。。 思い切って伺ってみたら、高品質なお花を提供する事で知られている某有名会社に所属する生産者様でした😲 ご対応下さったのは取締役の方。...
トルコギキョウ出来ました!
とあるリケジョの花加工 · 30日 11月 2023
とても時間がかかりましたが、やっとこさトルコギキョウのプリザーブドができました🎊 とても花弁が薄く、液を改良したり、加工の方法を工夫したり・・・。一筋縄ではいかないものですね。

トルコキキョウ試作
7月ぐらいから信州ではトルコキキョウの出荷が始まっています。 トルコキキョウはリンドウ科で、品種改良が進み現在200種類以上の種類があると言われています。 最近は八重でフリルの先にフリンジが入ったとても豪華なお花が多く、アレンジメントには欠かせないお花です。 ですが、プリザーブドフラワーの花材としてはあまり作られておらず、出荷に値しない花は日々捨てられているのが現状です。 とあるリケジョ、トルコキキョウを美しく加工できないかと試作してみましたが… ご覧の通り、なんだかトルコキキョウ感が薄い…

四葉?五葉?4.5葉?
いつも歩いている道なのですが、ふと道端のクローバーを見てみると、四葉のクローバーがありました🍀 四葉のクローバーを見つけると何故か分かりませんがテンションが上がりますよね。 とあるリケジョも嬉しくなって近辺を探したら、画像のようなクローバーが! 五葉になりかけの四葉です。 こちらは早速プリザード加工しました😎

花弁の断面写真、見つけました。 画像は載せていいかわからないので載せてません。スイマセン 海綿状組織ほどの空隙はないですが、海綿状組織のように細胞はランダムに並んでいて、ところどころに空隙があるようです。
どうして花弁がスケるのか?
薄い花弁が透けてしまう、ということで加工液の改良をしようと検討中です。とあるリケジョ、化学的な知識はあふれんばかりにあるのですが、如何せん植物の知識が乏しいです。ので、専門書やら文献やらを読み漁り、植物について勉強しました。花弁や萼、蕊はもともと葉から変化したものだそうです。基本的な構造は同じ。イラストは葉の断面ですが、イラスト下半分のスポンジ状の部分が海綿状組織といって、細胞の間に隙間があります。この隙間があることで植物は透けないのです。要は、すりガラスが曇って見えるのと同じ原理ですね。おそらく、花弁は光合成を行うことを目的としていないので、イラスト上半分にある柵状組織が殆どないか機能しおらず、海綿状組織がメインなのではないかと考えられます。(色々探したけど花弁の断面がどうなっているかが載っている文献は見当たらず、、)ので、海綿状組織の隙間が保存液の成分で埋まってしまってスケスケになってしまったのかな、と考えてます。細胞には保存成分を入れつつ、隙間には入れないようにする・・・なかなか手強そうです。

ヤグルマギク
信州ではかつては水稲の裏作として、また現在は水田の転作作物として麦が栽培されています。 梅雨前のこの時期、刈入前の麦畑の間には青紫や白、ピンクの花が見え隠れしています。 ヨーロッパでは小麦畑の雑草と言われているヤグルマギクです。 実はこのヤグルマギク、長野県では麦畑の雑草とされている厄介者なんですが、麦の間でけなげに咲く花から元気をもらっているのは私だけでしょうか。 ということで、ヤグルマギクもプリザーブド加工してみました。 思いのほか、生花に近い感じにできています。もう少し濃い色に仕上げるといいかもしれません。

ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)
春先に咲くストロベリーキャンドル、 ドライフラワーにすると色がくすむのでプリザーブドもありかな、と。今回はこちらもプリザーブド加工してみました。生花のころのかわいらしさそのままに加工出来ました😃 やはりドライフラワーになりやすいお花はプリザ加工はしやすいですね。鮮やかな色が出せるのでご要望いただければご提供したいと思います。…とはいえ、お花の季節は終わってしまったので来年になりますが。

オダマキ
とあるリケジョ、オダマキのお花がとっても好きなのでこれもプリザーブドフラワーになると嬉しいなと思い、加工してみました。ちなみに初めて加工する花は、加工後の状態が判別しやすいように色材はいれてません。結構いい感じに形状も保っていますが、如何せん花弁が取れやすい、、、作れるけどアレンジメントが難しいのかしら。市場調査せねば。

すけすけシャクナゲ
春先にさくツツジ科のシャクナゲ。一枚で出来ている薄い花弁はプリザーブドフラワーに向かないと言われているので、とりあえずチャレンジしてみました。やはり、というか花弁が、、、これができるようになれば相当お花の選択肢が増えるんだろうな。

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